【半沢直樹】ロスジェネの逆襲のネタバレと感想まとめ【原作小説】

半沢直樹シリーズの原作小説第3部「ロスジェネの逆襲」のネタバレと感想をまとめました

「ロスジェネの逆襲」は東京セントラル証券に出向した半沢直樹が、親会社である東京中央銀行証券営業部と立ち向かう物語が描かれています。

では早速、ロスジェネの逆襲のネタバレを見ていきましょう。

 

【半沢直樹】ロスジェネの逆襲のネタバレ

第一章:椅子取りゲーム

IT企業の電脳雑技集団を率いる平山一正が、東京中央銀行から東京セントラル証券に出向中の半沢直樹を訪ねてきたのは2004年10月のことです。

インターネット関連会社・東京スパイラルを買収したいという申し出を受けますが、2週間後に平山からアドバイザー契約を一方的に破棄されてしまいました。

代わりに電脳雑技集団のアドバイザーには、東京中央銀行の証券営業部長・伊佐山泰二が就任します。

子会社が掴んだ契約を親会社に強引に拐われた形になり、半沢が部下の森山雅弘に宣言したのは「倍返し」です。

一方の森山は就職氷河期に東京セントラル証券に苦労して入社した「ロスジェネ世代」で、バブル世代でゆくゆくは東京中央銀行に帰るであろう半沢のことを余り快く思っていません。

第二章:奇襲攻撃

東京中央銀行の電脳雑技集団に対する1500億円もの支援が取締役会で承認されましたが、頭取の中野渡謙は乗り気ではありません。

ポスト中野渡を狙う副頭取の三笠洋一郎と、三笠と親密な関係にある伊佐山部長の強い意向です。

11月の最初の火曜日、電脳は市場外取引で東京スパイラルの株を買い占める奇襲に打って出たために賛否両論が巻き起こります。

半沢が若手の意見を聞くために森山を食事に誘ったのは、電脳が東京スパイラル買収計画を発表して数日がたった夜です。

神田の古い居酒屋で半沢は、森山と東京スパイラルの社長・瀬名洋介が高校生までの親友だったことを知りました。

瀬名とは音信不通になっているという森山に、半沢は1度連絡をしてみるようにアドバイスします。

第三章:ホワイトナイト

久しぶりに再会した瀬名から、森山は東京スパイラルが新株予約権を発行することを聞きました。

何100億円にもなる新株を安全な第3者に引き受けてもらえば、電脳が幾ら買い増ししたところで過半数には届きません。

ホワイトナイトとして候補に上がったのは、ここ15年の間にパソコンと周辺機器の販売で売り上げを伸ばしてきたフォックスです。

社長の郷田行成はコンピューターと称されるほどの緻密な頭脳の持ち主で、IT業界では一目置かれています。

フォックスのメーンバンクは東京中央銀行であるために、生え抜き社員の森山よりも出向組の半沢の方が詳しいです。

半沢のことをあらかじめ「信頼できる相手」と説明しておいた森山は、ふたりを東京スパイラルの社長室で引き合わせます。

第四章:舞台裏の道化師たち

瀬名と名刺を交換した半沢は、新株発行そのものは商法違反にはならないものの少数の株主が大量の株を独占すると上場廃止になってしまうことを忠告しました。

東京中央銀行と繋がりがあるフォックスはホワイトナイトなどではなく、電脳雑技集団が送り込んできた刺客でしかありません。

信用できるパートナーがいないと嘆く瀬名に対して、半沢は東京セントラル証券が買収防衛アドバイザーになることを申し出ます。

敵対買収の防衛作にも多種多様なものがありますが、法律面も検討して上で今回のケースで1番に最適なものは逆買収です。

東京スパイラルがフォックスを買収しようとしていた矢先に、東京経済新聞が郷田社長の運用失敗と巨額損失隠蔽をスクープします。

第五章:コンゲーム

証券営業部きっての豪腕で鳴らしてきた伊佐山部長でしたが、フォックスを東京スパイラルのホワイトナイトにする当初案が頓挫したことについて三笠副頭取から叱責を受けていました。

銀行サイドから東京セントラル証券の上層部に圧力をかけようとしていた矢先に、東京スパイラルがフォックスの公開買い付けを実施します。

フォックスの株価は巨額損失が報道されて以来暴落を続けているために、東京スパイラルが過半数を獲得するのは時間の問題です。

伊佐山は電脳雑技集団の平山社長との面談を取り付けて、フォックスへの支援を持ち掛けます。

電脳が上場する以前から東京中央銀行とは付き合いがあっただけに、伊佐山の脅しとも取れる頼みを平山は断れません。

第六章:電脳人間の憂鬱

品川にあるフォックス本社の応接室では、郷田社長が瀬名社長に謝罪して全てを告白していました。

投資失敗によって資金繰りに困っていたこと、自主再建は厳しく身売り先を探していたこと、電脳雑技集団が名乗り出てくれたために平山社長に言われるままホワイトナイトを騙ったこと。

かつてはIT企業の雄と持て囃された郷田も時代の流れに取り残されてしまい、東京中央銀行からの支援も期待できない上に電脳に代わって救済してくれる会社も見当たりません。

残された唯一の手段として郷田は瀬名が提案してきた買収計画を受け入れて、フォックスは東京スパイラルの傘下企業となります。

瀬名が前々から目を付けていたのはフォックス本体ではなく、サンフランシスコにあるコペルニクスという小さな子会社です。

第七章:ガチンコ対決

東京セントラル証券では半沢が旧知の週刊誌記者を前にして、東京スパイラルがコペルニクスを足掛かりにしてアメリカ進出することを独占取材させていました。

週刊プラチナの記事には定評があり、紙面に「瀬名マジック」と載った途端に東京スパイラルの株価は数100円跳ね上がります。

買い付け価格の変動によって東京中央銀行が過半数を買い占めるためには、あと500億円ほど用意しなければなりません。

取締役会では三笠副頭取や伊佐山部長を始めとする派閥は、追加融資の賛成に意見が纏まっています。

一方では中野渡頭取や半沢の元上司であり取締役の中でも発言力のある、内藤寛営業第二部長は慎重な姿勢です。

第八章:伏兵の一撃

取締役会決裁を乗り切るために、三笠副頭取と伊佐山部長は根回しに奔走しています。

一方の半沢が瀬名から紹介されたのは、つい最近まで電脳雑技集団の財務担当役員だった玉置克夫です。

ワンマン経営者だった平山社長に不満を抱いていた玉置は、電脳の子会社であるゼネラル産業の存在を半沢に打ち明けました。

ここ数年間は赤字決裁を余儀なくされるほど追い詰められていた電脳は、ゼネラル産業を利用して資金還流と粉飾決裁を繰り返しています。

平山社長の真の目的は業績の順調な東京スパイラルと一緒になって、有価証券報告書の虚偽記載をうやむやにして乗り切ることです。

取締役会当日に東京中央銀行に乗り込んだ半沢は、中野渡頭取を前にして全てのからくりを暴露しました。

第九章:ロスジェネの逆襲

平山社長の不正に気が付かなかった証券営業部は失態を晒す結果となり、三笠副頭取と伊佐山部長は電脳雑技集団に出向して後始末をすることになりました。

電脳は東京スパイラル買収断念を発表したことによって、新聞各紙はアドバイザリー業務で東京中央銀行が子会社の東京セントラル証券に敗北したことを報道します。

東京セントラルの営業企画部では祝勝会が開かれていましたが、森山はひとり浮かない表情です。

つい最近出向してきたばかりの半沢が、東京中央銀行の営業第二部に呼び戻されると聞いて納得できません。

世の中の不条理を嘆く森山に半沢は、自分たちの存在意義を社会や組織に認めさせる「ロスジェネの逆襲」を期待して別れを告げるのでした。

【半沢直樹】ロスジェネの逆襲の感想

ありとあらゆる権謀術数を駆使して繰り広げられていくマネーゲームが、リアリティー溢れるタッチから描かれていました。

記者会見にもTシャツにジーパン姿で挑むというIT企業の社長・瀬名洋介には、一時期は時代の寵児として持ち上げられたあの人の顔を思い浮かべてしまいます。

バブル世代を代表する主人公・半沢直樹に対して、部下でもあり一回り年下のロスジェネ世代・森山雅弘が抱いている嫌悪感も印象深かったです。

愚痴を言うことなく、自分の仕事に誇りを持って、やるべきことをしっかりとやる。

去り行く半沢が森山に送った最後のメッセージには、証券マンや銀行員ばかりではなく様々な職場で働いている方たちが共感できるのてはないでしょうか。

【半沢直樹】ロスジェネの逆襲のネタバレ感想まとめ

半沢直樹シリーズの原作小説第3部「ロスジェネの逆襲」のネタバレと感想をご紹介しました。

次は第3部「銀翼のイカロス」にて、半沢直樹の物語が描かれています。

半沢直樹の原作小説は下記記事で詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてください!

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