【半沢直樹】オレたちバブル入行組のネタバレと感想まとめ【原作小説】

半沢直樹シリーズの原作小説第1部「オレたちバブル入行組」のネタバレを感想をまとめました!

「オレたちバブル入行組」は、東京中央銀行大阪西支店に勤める半沢直樹の物語が描かれています。

ドラマでいうところの、第1話〜第5話が該当。

では早速、ネタバレと感想を詳しく見ていきましょう。

【半沢直樹】オレたちバブル入行組のネタバレ

序章:就職戦線

慶応大学に通っていた半沢直樹が産業中央銀行の採用面接を受けたのは、バブル経済の絶頂期だった1988年のことでした。

面接官に志望動機を訪ねられた半沢は、金沢で小さな会社を経営している父親について熱心にアピールします。

倒産の危機にあった父を救ったのはメーンバンクの地方銀行ではなくて、普段は付き合い程度の取り引きしかなかった産業中央銀行です。

銀行に入って多くの中小企業の力になりたいという回答によって、半沢は50倍の倍率を突破して内定を勝ち取りました。

内定を与えられた学生は他社に横取りされないように長期間に渡って拘束されるために、自然と同期の入行組は仲良くなります。

語学が堪能な押木、やたらと顔が広くて要領がいい渡真利忍、スポーツマンタイプの近藤、司法試験を目指している苅田。

5人はそれぞれの夢に胸を膨らませて、銀行の門をくぐっていきます。

第一章:無責任論

東京中央銀行大阪西支店に配属されて融資課長を務めていた半沢は、ある時に西大阪スチールの社長・東田満から5億の融資を頼まれました。

担保なしの信用貸という異例の条件が気掛かりだった半沢はこの融資に反対しましたが、支店長の浅野匡が強引に本部の承認を取り付けてしまいます。

西大阪スチールの粉飾決算が明らかになったのは、5億円が新規開設された当座預金に入金されて半年もたたない頃です。

東田社長からは何の連絡もなく、銀行からの再三にわたる説明要請や返済要求にも応じようとはしません。

浅野支店長は粉飾を見破れなかった自分の責任を棚に上げて、今回生じた5億円の損失を全て半沢ひとりに押し付けるつもりです。

第二章:バブル入行組

西大阪スチールが第1回の不渡り手形を出して1週間が過ぎた頃。

半沢は梅田の居酒屋で同期入行の仲間たちとテーブルを囲んでいました。

学生時代に数1000億円単位のプロジェクト・ファイナンスを手掛けることを熱く語っていた渡真利。

現在では融資部で中小企業を相手にした小口の資金援助を担当しています。

司法試験に2回不合格となった苅田は法務室での下働きという仕事が与えられて、同期のメンバーとの年収の差は200万円以上です。

近藤は5年前に総合失調症にかかって1年間の戦線離脱をしているために部下も名刺もなく。

押木は2001年9月11日の同時多発テロに巻き込まれて未だに遺体は見つかっていません。

飲み会の終わりに渡真利から浅野支店長が本部に根回しをしていることを聞いた半沢は、何がなんでも東田社長を探し出して債権を回収することを決意します。

第三章:コークス畑と庶務行員

西大阪スチールで経理課長だった波野吉弘の実家は、両側にコークス畑が広がり大阪港まで続く荒涼とした道を抜けた先にありました。

半沢は西大阪スチールから亜細亜リゾート開発という会社に5000万円もの振り込みがあったことを追及します。

ですが、波野は何も知りません。

すり切れた絨毯を敷いた床に土下座までして許しを乞う波野を見ているうちに、半沢は銀行員ではなく薄汚れた金貸しになったような自己嫌悪に陥ります。

再びコークス畑を駆け抜けて半沢が向かった先は、御堂筋にある亜細亜リゾート開発の直営店舗です。

海外の不動産や別荘を扱っているこのお店で、東田社長はハワイのマウイ島に一戸建てを購入していました。

内装工事が済んでいないためにこの物件にはまだ東田は住んでいませんが、ゆくゆくは外国に逃げるつもりで他にも隠し財産を持っているはずです。

第四章:非護送船団

バブルの頃には護送船団方式と呼ばれる金融行政に守られていた銀行は、零細企業や小さな町工場の経営者にまで義理人情で融資をしていました。

大阪市西区の鉄鋼問屋街で細々と西大阪スチールの下請けをしていた、竹下金属の社長・竹下清彦もそのうちのひとりです。

大阪西支店の応接室に訪ねてきた竹下社長と利害関係が一致した半沢は、ふたりで協力して東田社長の行方を追うことにします。

カメラが趣味だという竹下は三ノ宮駅に近いデパートの地下駐車場で、東田が運転するセルシオの車内を隠し撮りしていました。

写真にはニューヨーク・ハーパー証券のロゴが刻まれたボックスティッシュと、浅野支店長の姿が写っています。

第五章:黒花

浅野支店長が取り引き先から呼び出されている隙に、半沢はスペアキーを使って支店長室に忍び込みました。

カバンの中には今年になって作ったばかりの通帳があり、東京中央銀行から西大阪スチールに融資した5億円のうちの5000万円が振り込まれています。

株のデイトレードに手を出して3000万円の借金を作っていた浅野に、計画倒産を持ち掛けてきたのは中学校時代の同級生に当たる東田社長です。

不正の証拠を押さえた半沢は通帳を持ち出して、妻の名前から取った「花」というペンネームを使って浅野にメールを送りました。

通帳のコピーを銀行と警察とマスコミの3ヵ所に送るというメールを見て、浅野は少しずつ得たいの知れない黒い不安に追い詰められていきます。

第六章:銀行回路

浅野支店長は目障りな半沢を転勤させるために、業務統括部の部長代理・木村直高を送り込んできました。

西大阪スチールの債権回収に失敗した場合は半沢が相応の責任を取る、成功した場合は木村部長代理が土下座して謝罪することに。

対決姿勢を鮮明にした半沢は東田社長の車の中にあったニューヨーク・ハーパー証券のティッシュから、海外に移した10億円もの預かり資産へと辿り着きます。

証券会社が東田に発行している証明書のコピーを手に入れることで、仮差し押さえの手続きを即座に進めることが可能です。

ハワイの別荘も時間はかかりそうですが裁判所によって強制執行の手続きに入り、5億円の回収に成功した半沢は竹下社長と祝杯をあげました。

第七章:水族館日和

大阪に単身赴任中の浅野支店長のもとに、東京から妻の理恵がふたりの子供を連れて訪ねてきたのは日曜日のことです。

大阪港に面した水族館に家族で遊びに来た浅野は、この細やかな幸せを守るために半沢の前に深々と頭を下げました。

浅野の銀行員としての裏切り行為を見逃す代わりに、半沢は自分を営業第二部の次長ポストに栄転させることを要求します。

浅野が刑事告発を逃れるためには、これまでの半沢に対するマイナス評価を覆して突き付けられた条件を飲むしかありません。

1カ月後に営業部第二部長の新しい肩書きを手にいれて東京に戻ってきた半沢は、業務統括部に乗り込んで木村部長代理の前に立ちはだかります。

第八章:嘘と新型ネジ

半沢は就職活動の時に面接官にひとつの嘘をついていて、父親の会社を助けたのは地元の小さな銀行で、東京中央銀行の前身である産業中央銀行ではありません。

父が軽くて丈夫な新型ネジを苦労して開発していた時に、さっさと融資を引き揚げたのが当時金沢支店に勤務していた木村直高です。

「いつか痛い目に遭わせてやれ」という父の言葉を、今日まで半沢が忘れることはありません。

約束通り靴を履いたまま正座した木村部長代理は、頭を銀行の床にこすりつけて謝ります。

騒ぎを聞きつけて辺りにいた行員たちが駆け付けてくるのを尻目に、半沢は意気揚々とフロアを後にするのでした。

【半沢直樹】オレたちバブル入行組の感想

人気シリーズの記念すべき第1弾ということで、リクルートスーツを身にまとって就職活動に励んでいる初々しい半沢の姿を見ることが出来て嬉しいです。

小さなネジ工場を切り盛りしていた時に思わぬ手痛い仕打ちに遭遇したという、父親に纏わるエピソードも後の大きな伏線になっていました。

同じバブル世代でありながらまるっきり別々の道のりを歩んでいくことになる、4人の同期メンバーとの変わらぬ友情にも心温まります。

手柄は自分のものミスは部下のものという典型的な汚れ役である、浅野支店長に対して一歩も引かないスタンスはこれ以降も揺るぎません。

何事にも屈しない誇り高きバンカーが、いかにして誕生したのか納得することが出来ました。

【半沢直樹】オレたちバブル入行組ネタバレ感想まとめ

半沢直樹シリーズの原作小説第1部「オレたちバブル入行組」のネタバレと感想をご紹介しました。

半沢直樹の原作小説は第1部〜第4部まであり、ドラマ「半沢直樹2」では第3部・第4部の内容が放送されます。

原作小説の詳細は下記記事にてまとめているので、ぜひ参考にしてください!

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